社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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平成28年10月1日第83号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。


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第3回山梨県障害者芸術・文化祭によせて

 9月2日(金)、3日(土)に山梨県防災新館で「第3回山梨県障害者芸術・文化祭」を開催しました。
芸術・文化祭の開催に当たり、多大な御支援と御協力をいただいた関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。
 この芸術・文化祭は、平成25年度に開催した「第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」の取り組みや盛り上がりを一過性のものとせず、今後の障害者の皆様の芸術・文化活動の一層の普及・充実に繋げようと、県版芸術・文化祭として引き続き開催することとしたものであり、本年度が3回目となります。
2日間にわたり、ダンスや合唱など障害者の皆様が成果を披露した舞台発表、物品展示販売など障害のある方による芸術・文化活動の数々が繰り広げられました。
こうした活動を通じ、県民の障害への理解が深まるとともに、障害者の皆様の生きがいや自信の創出に繋がることを期待するところです。
また、今年度は新たな取り組みとして、障害のある方が、正式な美術教育を受けずに自らの感性のままつくる芸術作品である「アール・ブリュット」に焦点を当てた催しや、盲導犬とのふれあいブース、手話体験講座などを開催したこともあり、昨年度より多くの皆様に御来場いただくことができました。
県では、今後とも専門家の派遣や芸術・文化祭の開催など、障害のある方の芸術・文化活動を積極的に支援し、障害者の自立や社会参加を促すとともに、障害への理解を促進し、誰もが社会の一員としてお互いを尊重し、支え合って暮らす共生社会の実現を目指して参りますので、一層の御理解と御協力をお願いいたします。
山梨県障害福祉課 課長 山本盛次 やまもとせいじ

生き方の道筋の向こう

 社会福祉法人 山梨県障害者福祉協会 理事長 竹内正直 たけうちまさなお
 天明六家てんめいろっかの一人、幽松庵青蘿ゆうしょうあんせいらは、次の句を遺しています。
散ればさく 春に今朝逢う 命かな
 芸術文化は人間のライフステージの佇まいに似て、永遠に絶えることなく、己れの季節を迎えるごとに結実・開花を繰り返し、繰り返すたびに新たな生命を生み出していきます。
とりわけ障害者の芸術文化は、障害を可能性実現の弾みにして、生き方の道筋の向こうに、動かない確かな夢と希望の果実を稔らせずにいないのが大きな特徴です。
 先人のテーマや作品から触発は受けても、決して模倣もほうに傾かしがることなく、既成の概念に囚とらわれることなく、生まれたままを持ち続けた感性に火を懸かける、その潔いさぎよさに掛け替えない値打ちがあると思います。
ことしの障害者文化展と障害者芸術・文化祭は、例年にない参加当事者の覚悟と心意気をみました。


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全国スポーツ大会「希望郷きぼうきょういわて大会」代表選手決定

 毎年春に行われる県障害者スポーツ大会により選考された、代表選手が決定しました。
今年は岩手県で、10月22日(土)〜24日(月)に開催されます。年齢は13才から62才と幅広く、5回の強化練習で大会への力を養っています。
●陸上競技 五味翔太 ごみしょうた・古屋 隼 ふるやしゅん・丸山一樹 まるやまかずき・岡田 剛 おかだつよし・青柳 唯 あおやぎゆい・輿石和之 こしいしかずゆき・田崎史哲 たさきふみあき
●水泳競技 成嶋 徹 なるしまとおる・名取嵩純 なとりたかずみ
●フライングディスク競技 堀内 修 ほりうちおさむ・宮川真彦 みやがわまさひこ・ 小松 こまつみき・中村祐太 なかむらゆうた 
●卓球 競技 土屋洋子 つちやようこ・望月貴広 もちづきたかひろ
●STT 渡辺伊吹 わたなべいぶき
●ボウリング競技 入間川良平 いるまがわりょうへい・小田切琢磨 おだぎりたくま 
●グランドソフトボール 小澤政幸 おざわまさゆき・大野修郎 おおののぶお・宮下 聡 みやしたそう・白倉宏和 しらくらひろかず・高橋 洋 たかはしひろし・酒井弘充 さかいひろみつ・前嶋哲男 まえじまてつお・吉村真一 よしむらしんいち・根津 裕  ねづひろし・宮下竹男 みやしたたけお・坂本正彦 さかもとまさひこ・青柳克人 あおやぎかつひと・羽田 豊  はだゆたか・長田知之 おさだともゆき

第19回障害者文化展、盛況に開催

 平成28年9月1日から5日まで、且R交百貨店催事場において第19回山梨県障害者文化展が開催されました。
色とりどりの作品の中、熱心に作品を見る人、自身の作品の前で誇らしげに写真を撮る人、たくさんの笑顔と出会えた文化展になりました。
なお、毎年無償で会場を提供していただく山交百貨店の暖かい心遣いに感謝いたします。第19回山梨県障害者文化展受賞者は次のとおりです。
【山梨県知事賞】絵画:大月市地域活動支援センターおおつきしちいきかつどうしえんせんたー山やまゆり大月 おおつき(大月市) 書道:大森直美 おおもりなおみ(南アルプス市) 手芸:I.J(山梨県作業療法士会) 陶芸:勝俣 かつまた ナツ子 こ(富士吉田市) 文芸:N? えぬはーと(峡西病院) 工芸:YK(富士吉田市)その他:制作女性せいさくじょせいグループ(峡西病院)
【山梨県議会議長賞】絵画:山田茂子 やまだしげこ(山梨市) 書道:芦沢映枝 あしざわてるえ(峡南) 手芸:笹本祐巧 ささもとゆうこう(山角病院) 陶芸:泉真理矢様  いずみまりやさま(青い鳥成人寮) 文芸:中牧洋子 なかまきひろこ(甲府市) 工芸:かりんグループ@(甲府市障害者センター)その他:生活介護利用者せいかつかいごりようしゃさんの共同作品きょうどうさくひんC(富士北麓聖ヨハネ支援センター)
【山梨県教育長賞】絵画:中村友亮 なかむらゆうすけ(わかば支援学校) 絵画:須田勝希 すだかつき(ろう学校)絵画:野村魁斗 のむらかいと(ろう学校)
【山梨県障害者福祉協会理事長賞】絵画:田中千晶 たなかちあき(甲府市障害者センター)  書道:渡辺枝美加 わたなべえみか(富士・東部)  手芸:越智弘子 おちひろこ(甲斐市)陶芸:大村 登  おおむらのぼる(富士吉田市)  文芸:進藤学 しんどうまなぶ (北杜市) 工芸:乗松登美子  のりまつとみこ(峡南)その他:穴山あなやまの里瓢箪同好会さとひょうたんどうこうかい(穴山の里)


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今年の知事表彰(福祉功労者及び援護功労者)は6人

 9月2〜3日に開催された「第3回山梨県障害者芸術・文化祭」に先立つ表彰式で「平成28年度知事表彰(福祉功労者及び援護功労者)」の表彰授与がありました。
福祉功労者は、甲府市・数野勝子 かずのかつこ、都留市・佐藤袈裟江 さとうけさえ
援護功労者は、昭和町・望月藤雄 もちづきふじお、甲府市・長田良美 おさだよしみ、小林峰雄 こばやしみねお、甲斐市・中島政一  なかじままさかずの6氏です。
受賞者の長年のご貢献に感謝するとともにお祝いを申し上げ、今後も健康に留意され引き続き障害者福祉施策の推進にご協力いただけるようお願い申し上げます。

障害者相談員、関係団体役員の合同研修会

 8月6日(土)山梨県福祉プラザにおいて、障害者相談員を中心に関係団体・相談事業所などを対象に、上記研修会が開催されました。
研修では、県障害福祉課丸山課長補佐から障害者差別解消法について具体的事例を挙げて説明があり、基調講演では、全国権利擁護支援ネットワーク代表で弁護士の佐藤彰一氏により、障害者の権利擁護について、障害者相談員がもつべき権利擁護の知識や求められる役割についてお話をいただきました。
参加者からは、法律や条例のポイントについて、噛みくだいた分かりやすい説明だった、権利擁護とは何か、曖昧なまま支援してきたが、権利擁護の3つの輪を使った具体的な説明で、どの様な事が権利擁護なのか、誰のための意志決定支援なのか理解する事ができた、等の感想をいただきました。

県民の日協賛事業「ふれあいマーケット・ふれあい芸能まつり」

 毎年11月20日の県民の日にちなんで、小瀬スポーツ公園内で上記イベントが開催されます。
今年は11月12日(土)13日(日)の2日間、ふれあいマーケットとしては17団体が施設の授産製品や野菜、模擬店などが出展します。
また、13日(日)のふれあい芸能まつりでは、かえで和太鼓サークル天真爛漫、穴山の里、Marina’sが舞台発表をする予定です。
なお、当日は周辺道路や駐車場の混雑が見込まれますので、お早めにお越しいただきますようお願い致します。

第27回障害者の主張大会参加者募集

 日頃の想い、夢や希望を伝えて下さい。ご応募お待ちしております。
開催日:平成28年12月8日(木)午後1時から 
開催場所:山梨県防災新館 募集資格:山梨県内に在住の18歳以上(平成27年4月1日現在)の障害がある人 
作文内容 : テーマは自由です。作文は未発表のものとします。
***** 応募作文はご返却できませんのでご了承ください。***** 
応募方法 :平成28年10月21日(金)までに「住所」「氏名(ふりがな)」「連絡先」「障害者手帳のコピー」を添えて、当協会へ提出ください。(郵送可)
※出場の決定については11月10日(金)までに各応募者に連絡をします。
※当日の発表で表彰者を決定します。 最優秀賞1名 優秀賞1名 特別賞4名 努力賞4名


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本年度山梨県ピアカウンセリング研修受講者募集

 この研修は、障害特性やピアカウンセリングによる援助手法等について理解を深め、ピアカウンセリングを体験することにより、ピアカウンセラーの人材育成や資質の向上を図ることを目的としています。
日時 平成28年11月29日(火)10時〜16時
場所 山梨県防災新館 
詳しくは当協会のホームページをご覧下さい

平成29年度の障害者福祉施策に関わる予算化及び施策の要望書を県に提出

 8月30日、竹内理事長、佐久間、木村、馬場の3副理事長が、県障害福祉課を訪問して平成29年度の障害者福祉施策に関わる予算化及び施策の要望書を提出しました。
今回の要望項目の内訳は、予算化項目2、施策項目8、また、先の熊本地震の被災状況を踏まえて、障害者を取り巻く防災対策を別枠でまとめた19項目となっております。
各項目については、来年度の県予算編成を経た3月の定例理事会・評議員会で回答をいただけるよう要請しました。
なお、要望項目の詳細については当協会のホームページをご覧ください。

熊本震災へ支援金を贈りました

 当協会では日本身体障害者団体連合会を通じ、被災地へ支援金を送りました。
■山梨県障害者福祉協会 30,000円   
■山梨県身体障害者連合福祉会 184,378円 
■山梨県知的障害者支援協会 10,000円 
■山梨県喉頭摘出者福祉会 10,000円

協会の賛助会員を募集

 協会の自主事業などの実施に伴う財源確保のため、法人・個人を対象に賛助会員を募集していますが、これまでの取り組みで様々な団体、個人から賛助会の趣旨にご賛同いただき、法人・個人合わせて会員数は32(H28.8.31現在)となりました。
この紙面を借りてお礼申し上げます。
会員からの浄財を障害者福祉の向上に活用させていただきます。また、今後も会員獲得に向けPRを展開して参りますが、皆さんのご協力をよろしくお願いします。
【賛助会員の入会案内】 賛助会員の会費は、次のとおりです。
(1) 法人及び団体会員 1口以上(1口年間10,000円)
(2) 個人会員 1口以上(1口年間 2,000円)
※ 詳細については協会までお問い合わせください。

山梨県障害者権利擁護センター

障害者の虐待に関する相談・問い合わせ火曜日から土曜日 午前8時30分から午後5時15分まで(時間外は携帯に転送)
電話055-254-6266
FAX055-251-3344

結婚相談について

山梨県内に在住の障害者のかたを対象に、山梨県から委託を受けて進めている県下唯一の結婚相談事業です。
専用の相談室を用意しております。お気軽にお電話下さい。
電話055-252-0100

障害者110番

障害者・家族・関係者の相談に応じます。
火曜日から土曜日 午前9時から午後4時
弁護士無料相談(要予約)
毎月第3火曜日の午後1時30分から4時30分
電話055-254-6266
FAX055-251-3344

編集後記

 今年の夏は、オリンピック・パラリンピックが開催され、心が熱くなる日が続きました。
一つの事を続ける事それも才能だと痛感しました。
共生の編集に携わり、様々な障害の立場からの情報を聞く事ができ、障害者のおかれている現状を理解することができました。
真の意味で、障害の有無によって分け隔てられる事なく、人格と個性を尊重し合いながら共に生きる社会が実現する事を願っています。(穴水)

編集委員会

委員 仁科加代子(山聴協)
委員 田端 康三(手をつなぐ育成会)
委員 原 庚徳(山身連)
委員 宮本 徳子(精家連)
委員 広瀬 清敏 (山視協)
事務局 齊藤 玉木(山障協)
事務局 穴水 美紀(山障協)
印刷所 (有)藤屋紙工

この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。