社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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平成27年1月1日第76号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。


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年頭のご挨拶

山梨県知事 横内 正明 よこうち しょうめい

新年明けましておめでとうございます。
日頃より、竹内理事長様をはじめ会員の皆様がたには、本県の障害者福祉行政の推進に御理解と御協力をいただき、深く感謝申し上げます。
さて、昨年は、障害者の自立と社会参加について基本原則を定めた障害者基本法の改正や障害者差別解消法の制定などを経て、障害者の権利に関する条約が批准されるなど、我が国の障害者施策の様々な改革が進められた年でありました。
本県におきましても、この機会を捉え、障害のある人もない人も分け隔てなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら生活するという共生社会の考えかたを取り入れる中で、平成5年に全国に先駆けて制定した「障害者幸住条例」の見直しに着手するとともに、「やまなし障害者プラン2015」の策定を進めております。
また、一昨年「第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」が、皆様の御協力と御参加を得て成功裏に開催できたことを踏まえ、この大会を一過性のものとせず、将来に繋げるため、本年度から本県独自の取組として、山梨県障害者芸術・文化祭を開催することとしたところであります。
今後ともこれらの取組を通じて、誰もが社会の一員として互いを尊重し、支え合って暮らす共生社会の実現を目指して、障害者福祉を推進して参りますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びに、新たな年が会員の皆様と御家族の皆様にとりまして、幸多きものになりますよう、心から祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

ことしの仕事、三つ

社会福祉法人 山梨県障害者福祉協会 理事長 山梨県障害者福祉ふれあい会議 会長 竹内 正直 たけうち まさなお

明けましておめでとうございます。ことしも変わらぬご指導ご支援の程、願い上げます。
かっちりと打つ火のほかは去年(こぞ)の物 (瓢水)
瓢水は、「手にとるなやはり野におけ蓮華(れんげ)草(そう)」の有名な句を作っていますが、この句意は、「かっちりと打つ火」を新たな年への覚悟と見立て、やがて炎となって燃え上がる確かな行く手を予測して、過ぎ去った年の事績に恋々と心を寄せることを、きびしく練めた自戒の心得ではなかったかと思います。
この針尖鋭い警句に心躍らせて、ことしは三つの仕事を完成させたいと考えております。
1.幸住条例改正作業の仕上げ 作業工程を延長して、入念に情報・資料をととのえて、差別無き社会の早期実現を計ること。
2.山梨県障害者芸術・文化協会の立ち上げ 昨年の第1回山梨県障害者芸術・文化祭の成功と参加団代や参加者の熱い期待に応えて、事業の中核と  なる協会を立ち上げること。
3.推進センターと山障協記念行事の取り組み「障害者の明るいくらし促進事業」の拠点である山梨県障害者社会参加推進センターは、スタートから25周年を、またこのセンターを支えて来た、社会福祉法人山梨県障害者福祉協会が同じく発足20周年をともに迎えています。
飛躍発展の次のステップを目差して、記念行事の成功を期すこと。
以上、関係者はもとより県民の皆さんのご理解あるご支援をお願い申し上げます。


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第1回 山梨県障害者芸術・文化祭やまなし大会盛況

12月6日7日の2日間山梨県防災新館において第1回山梨県障害者芸術・文化祭が開催されました。
昨年大いに盛り上がった全国障害者芸術・文化祭を一過性のものとして終わらせることなく、地域活動と連携して継続実施し、その振興を計るとともに、障害者芸術・文化協会作りをすすめることを目当てに、開催されました。
一生懸命練習された歌やダンス、工夫を凝らした影絵の劇や会場を湧かせたドラム演奏、障害者の芸術文化活動を考える講演会、バリアフリー映画上映会、パンやケーキ手作り小物の販売など、山梨の芸術文化活動がますます活気付く有意義な大会となりました。

◆第25回 障害者の主張大会

目をみはる粒揃いの主張障害者週間中に開催された第1回山梨県障害者芸術文化祭において「障害者の主張大会が」が、開催されました。
今回発表された9名のかたは、障害と向き合い「挑戦」「夢」「決意」など熱意のこもった主張を発表しました。
来場者の中には、心打たれ涙される姿も見えました。

・第25回 障害者の主張大会の受賞者は次のとおりです。

●最優秀賞 井上 麻貴 いのうえ まき
●優秀賞 高橋 理絵 たかはし りえ
●特別賞 小林 孝江 こばやし ゆきえ、白須 晴信 しらす はるのぶ、石原 頌功 いしはら のぶかつ、芦沢 茂夫 あしざわ しげお
●努力賞 柏木 美雪 かしわぎ みゆき、淡路 久 あわじ ひさし、三浦 政子 みうら まさこ

最優秀賞 障害者と芸術のつながり 井上 麻貴 いのうえ まき

私はきららベーカリーに勤める知的障害者です。私には大好きな趣味が二つあります。
それは「詩」と「演劇」です。詩は毎年開かれる障害者文化展で賞を頂くことができました。
演劇に関しては今年十月に自身主催の会で初の一人芝居に挑戦することができました。
自分が長年続けてきたことが形となっていく事は本当に幸せな事です。
私が「詩」と「演劇」に出会ったのは小学校四年生の時でした。私には大好きな先生がいて、その先生は相田みつをさんの詩がとても好きでよくみんなの前で音読をしてくれました。
子供ながらに短い文から伝わる言葉のあたたかさ言葉の表現の自由さに感動しました。そしてあたしもいつか人の心に残るような温かい詩を書きたいと思ったのがきっかけで今もその思いは変わらずずーっと書き続けています。
私が演劇にはまっていったのも同じ時でした。しかし最初にやっていたのは演劇ではなく人形劇をやっていました。
その時は母のお手伝いで人形劇をやっていたのですが、だんだん人がセリフに命を吹き込んでそれに合わせて人形が演技をするそれを見たお客さんが笑い、感動している姿に私は演技の魅力に引き込まれていったのがきっかけで演劇の道を歩みはじめました。


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私が自身の障害を知ったのは高校生の時でした。
頭の中でうまく言葉がまとならなく口に出せないということにとまどいもありましたが、私はこの障害になった事によって前よりももっと芸術という魅力にはまっていきました。
口に出す事が苦手なら自分の好きな詩で見たまま、感じたまま、表現したいままを文にして書く。その中に自分らしいあたたかさを見つけていこうと思いました。
私は高校生の時に本格的に演劇部に入り、演劇の魅力にはまりセリフをただ言うのではなく言葉として伝えることを心がけました。だから何かを伝えたければ物語のセリフに命を吹き込んで人の気持ちに乗せて伝えられるそこが好きなのです。
私にとって芸術は自分のうちなる心の代弁者です。人と芸術はまた人をつなげます。
毎年開かれる障害者文化展はたくさんの心のこもった作品が出品されています。多くの来場者様の数だけたくさんの出会いがあります。
自分の作った作品を観てすごいって思ってもらえるってうれしいですよね?
例え人と人が会っていなくても自分の作りあげた作品が自分と相手をつなげてくれるから作品への感動が生まれてくるのだと思います。
観てくれる人がいて応援してくれる人がいてたくさんのアドバイスをくれる人がいるって本当に幸せな事です。
人が人を思うって本当に素敵だと思います。私が今まで芸術活動を続けているのはたくさんの応援してくださるかた、助けてくださるかたがいるからです。そのかた達に感謝の気持ちを忘れずに行きたいと思います。
そしてよい環境にいられることを幸せに思いながら今後の活動につなげていきたいと思います。
そしていつか障害者と芸術のかけはしになれるようにがんばっていきたいと思います。
最後になりましたが、みなさんにとって好きな事ってなんですか?
好きなことは分を輝かせます。みんなを元気づけることもできます。そしてみんなを幸せにする事もできます。
そして人が人を思う気持ちがずーっとずーっとつながっていくのだと私は思います。

第14回 全国障害者スポーツ大会 長崎がんばらんば大会

今年の全スポは、11月1日(土)
大会1日目、2日目と雨に見舞われましたが、結果は金11個、銀12個、銅3個の合計26個のメダルを獲得しました。

平成26年度 第3回パソコンボランティア養成講習会のお知らせ

上記講習会は、3月8(日)・10(火)・12(木)・15(日)です。
また、フォローアップ研修会は2月22日(日)です。
いずれも福祉プラザ(予定)で行います。
申込み・問い合わせは、担当 萱沼まで。


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障害者週間の取り組み

「障害者週間」の取り組みとして、当協会及び山梨県障害者福祉ふれあい会議が共催して、毎年週間初日の12月3日に「障害者週間普及・啓発キャンペーン」を行っています。
今年は22団体(45名)にご協力頂き、啓発チラシ、福祉施設による啓発物品1,000部を、甲府駅頭で乗降客に配布し、県民への理解を求める周知活動を行いました。
そのあと県庁北別館マルチメディアルームで、平成27年度の県への施策要望、23項目の要望を竹内理事長より、障害福祉課平賀課長に手渡しました。

県民の日協賛事業 ふれあいマーケット・芸能まつり

毎年、11月20日の県民の日記念事業として小瀬スポーツ公園で行われるイベントに協賛して、今年も山梨県障害者福祉ふれあい会議では「ふれあいマーケット」「ふれあい芸能まつり」を行いました。
授産製品や遊休品、野菜の販売や模擬店などを15団体が参加し、11月15日(土)、16日(日)の2日間とも晴天に恵まれ大盛況でした。
16日(日)の芸能まつりでは、かえで太鼓サークル「天真爛漫」の太鼓演奏、敷島緑陽園の歌と踊り、向徳舎フラダンスクラブの発表をしていただきました。

第41回 ジャンボひまわりの集い

生涯をともにする良き伴侶にめぐり合う機会に恵まれない未婚の障害者に、障害者同士及び障害者と健常者との出会いの場を作ります。
日時:平成27年3月7日(土)10時〜4時
場所:山梨県立コラニー文化ホール2階会議室(甲府市寿町26-1)
費用:3,000円
締切:平成27年2月8日(日) 
※希望者はふるってご参加ください。

ジパング倶楽部特別会員入会のお誘い

ジパング倶楽部特別会員に入会すると、JR乗車券が往復201キロ以上の場合、特急券が2〜3割引で購入することができます。
対象者:身体障害者手帳所持者 男性60歳 女性55歳以上のかた 
申請方法:身体障害者手帳を持参のうえ、当協会までお越しください。
来所が困難なかたは現金書留でも受け付けをしています。
年会費:(新規・更新)1,350円申込み問合せは、当協会事務局まで。
サービス内容等の問合せ:JR東日本大人の休日・ジパング倶楽部事務局 
電話:050‐2016‐7000
※ 割引対象外の電車・日にちがあります。

山梨県障害者権利擁護センター

障害者の虐待に関する相談・問い合わせ火曜日から土曜日 午前8時30分から午後5時15分まで(時間外は携帯に転送)
電話055-254-6266
FAX055-251-3344

結婚相談について

山梨県内に在住の障害者のかたを対象に、山梨県から委託を受けて進めている県下唯一の結婚相談事業です。専用の相談室を用意しております。お気軽にお電話下さい。
電話055-252-0100

障害者110番

障害者・家族・関係者の相談に応じます。
火曜日から土曜日 午前9時から午後4時
弁護士無料相談(要予約)
毎月第3火曜日の午後1時30分から4時30分
電話055-254-6266
FAX055-251-3344

編集後記

毎年の事ながら、1年が経つのが早いこと。先日前回号を発行したばかりなのに、また最新号の編集に追われ、第38号(平成17年6月号)より編集委員会に携わってきました。
編集委員のみなさまには、お忙しいところご協力をいただき感謝しております。
引き続き宜しくお願い致します。(齊藤)

編集委員

委員長 山口充宏 (手をつなぐ育成会)
委員 仁科加代子(さん視協)
委員 梶原剛 (さん視協)
委員 古屋廣子(精かれん)
委員 中澤正利(さんしん協)
委員 齊藤玉木 (事務局)
印刷所 挙。屋紙工

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