社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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平成23年7月1日第62号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/


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この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。
東日本大震災で被災された皆様がたに、謹んでお見舞いを申し上げます。

就任挨拶

山梨県福祉保健部 障害福祉課長 篠原 昭彦

 本年度、県の障害福祉課長に就任いたしました篠原でございます。
日頃から、竹内理事長 様をはじめ会員の皆様には、本県の障害福祉行政の推進に特段の御理解、御協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
 はじめに、本年度の当課の体制でありますが、昨年度同様、「企画推進」、「自立支援」、「地域生活支援」、「心の健康」の4つの担当とし、これに加え自殺対策などの業務を担当する主幹を配置し、体制を強化したところであります。
 また、業務としては新やまなし障害者プラン、自立支援給付、地域生活支援事業、精神障害者の社会復帰対策、障害者の医療、発達障害者の支援、自殺防止対策などの業務を遂行していますので、よろしくお願いします。
 この中で、平成21年3月に策定した新やまなし障害者プランにつきましては、平成23年度が計画の最終年度となっております。このため、本年度、次期計画の策定が必要となっておりますが、国の障害者制度改革の動向を注視するとともに、県障害者施策推進協議会の場などを通じて障害者団体の方々からも意見を伺い、計画に盛り込む施策がより実効性のあるものにしたいと考えております。
 ところで、このたびの東日本大震災につきましては未曾有の被害をもたらし、特に障害をもつかたにとっては非常に大変な環境であると聞いております。県としても国を通じて、「心のケアチーム」を派遣したり、障害をもつかたの対応に当たってきたところでありますが、課題を整理し、今後の要援護者の災害時対応に役立てていきたいと考えております。
 結びに、障害の有無にかかわらず、相互に個性の差異と多様性を尊重し、人格を認め合う共生社会の実現に向けて努めていきますので、皆様のなお一層の御支援、御協力をお願いいたします。

東日本大震災義援金

 このたびの震災で被災されたみなさまには、謹んでお見舞いを申し上げます。日本身体障害者団体連合会を通じ、東日本大震災で被災された障害者へ義援金を贈りました。皆さまの温かいご協力に感謝いたします。
 義援金総額488,860円、義援金箱12,404円、障害者福祉協会52,600円、喉頭摘出者福祉会15,800円、身体障害者相談員連絡協議会30,000円、肢体不自由児(者)父母の会連合会10,000円、身体障害者連合福祉会368,056円(甲府市身体障害者福祉連合会、富士吉田市身体障害者福祉会、都留市身体障害者福祉会、山梨市障害者福祉会、大月市身体障害者福祉会、韮崎市身体障害者福祉会、南アルプス市障害者福祉会、北杜市身体障害者福祉会、甲斐市障害者福祉会、笛吹市障害者連合福祉会、甲州市身体障害者福祉会、中央市障害者福祉会、西八代郡身体障害者福祉会、南巨摩郡身体障害者連合福祉会、昭和町障害者福祉会、南北都留連合福祉会、日本オストミー協会山梨県支部、のぞみ会山梨県支部、山梨車いす生活者の会「ステップアップ」、山梨県中途失聴・難聴者協会)


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平成22年度 事業報告

 山障協平成23年度第1回理事会・評議員会が5月19日(木)福祉プラザ4階会議室において開催された。「社会福祉法人山梨県障害者福祉協会平成22年度事業報告ならびに決算報告について」が提案され、原案どおり承認可決された。
年月日 事業内容
平成22年4月1日「共生」第57号発行(共同募金配分金による)
通年「パソコンボランティア派遣事業」(各地・605件)
「リユースパソコン活用事業」(譲受数36台・譲渡数30台)
「ITサポートセンター運営事業」(利用者数662名)
場所:社会参加推進センター
毎週火曜日「富士ふれあいセンターITサポートセンター」(利用者162名)
場所:富士ふれあいセンター
4月23日「平成22年度関東甲信越静ブロック障害者結婚相談実務担当者連絡会」
場所:埼玉県障害者交流センター 参加:11団体
4月25日「山梨県障害者スポーツ大会」〈全国障害者スポーツ大会予選会〉
場所:緑が丘スポーツ公園(卓球27名・水泳19名)
場所:ダイトースターレーン(ボウリング59名)
「山梨県障害者スポーツ協会理事会・評議員会」
場所:福祉プラザ
5月9日「山梨県障害者スポーツ大会」〈全国障害者スポーツ大会予選会〉
場所:県立盲学校(サウンドテーブルテニス9名)
「山梨県障害者スポーツ大会」〈全国障害者スポーツ大会予選会〉
5月16日(陸上・フライングディスク身体54名知的383名)
場所:小瀬スポーツ公園
5月20日「第1回理事会・評議員会」
場所:福祉プラザ4階会議室
5月27日28日「第55回日本身体障害者福祉大会大阪大会」
場所:舞洲アリーナ
6月3日「平成22年度障害者福祉ふれあい会議総会」
場所:福祉プラザ4階会議室 参加:16団体
6月10日「障害者文化展説明会」
場所:福祉プラザ4階 参加:80名
6月16日「全国障害者スポーツ大会選手選考会」
場所:団体交流室 参加:10名
6月24日25日「日身連関東甲信越静ブロック協議会春季団体長会議」
場所:静岡市葵区紺屋町「浮月楼」3階「月光の間」
参加:1都10県6市36名
6月30日7月2日7日9日「第1回障害者パソコンボランティア養成講習会」(4日間)
場所:福祉プラザ 参加:9名
7月1日「共生」第58号発行(共同募金配分金による)
7月10日「ふれあい創作活動指導者研修」
場所:福祉プラザ4階第1会議室 参加:20名
7月23日「日身連関東甲信越静ブロック相談員研修会」
場所:長野県ホクト文化ホール
参加:28名(山障協2名・山身相26名)
8月19日「平成23年度山梨県当初予算への予算化要望事項」を要望(9項目)
8月26日「第2回理事会・評議員会」「第3回理事会」
場所:聴覚障害者情報センター会議室
9月1日から6日「第13回障害者文化展」
場所:山交百貨店
参加:作品数1,216点・参加人数2,345人
9月17日「第13回障害者文化展表彰式・閉会式」
場所:福祉プラザ4階大ホール 参加:100名
9月18日「関ブロ合同友愛の集い」
場所:川崎市ホテルKSP 参加:72名
9月25日「平成22年度身体障害者相談員・知的障害者相談員及び団体役員合同研修」
場所:笛吹市スコレーセンター 参加:約120名
10月1日「共生」第59号発行(共同募金配分金による)
10月21日から27日「第10回全国障害者スポーツ大会」
場所:千葉県 参加:選手36名・役員24名
10月14日15日「日身連関東甲信越静ブロック協議会秋季代表者会議」
場所:群馬県「水上ホテル聚楽」2階コンベンションホール「コンコルド」参加:1都10県5市37名
11月1日「山梨県障害者スポーツ大会」〈全国障害者スポーツ大会予選会〉(精神バレー・卓球)
場所:小瀬スポーツ公園体育館
参加:選手447名・役員225名
11月13日14日「ふれあいマーケット」
場所:小瀬スポーツ公園
参加:13日15団体(150名)・14日15団体(150名)
11月14日「ふれあい芸能まつり」
場所:小瀬スポーツ公園クラフトタワー前 ステージ
参加:団体2組・計40名
11月18日「障害者施策検討委員会」
場所:聴覚障害者情報センター会議室
参加:10団体・11名
11月27日「第1回パソコンボランティアフォローアップ研修」
場所:山梨県男女共同参画推進センター「ぴゅあ富士」
参加:10名
12月3日「障害者週間街頭キャンペーン」
場所:甲府駅周辺
参加:障害福祉課3名・19団体29名・事務局4名
「障害者福祉施策に関する要望」(要望18項目)
場所:県庁北別館会議室 参加:8団体・19名
12月5日「第21回障害者の主張大会」
場所:かいてらす 参加:13名
12月26日「山梨県障害者スポーツ大会」〈全国障害者スポーツ大会予選会〉(知的バスケットボール)
場所:緑が丘スポーツ公園体育館
参加:19チーム選手155名・役員40名
平成23年1月1日「共生」第60号発行(共同募金配分金による)
1月15日「社会福祉法人山梨県障害者福祉協会主催 新年ごれい会」
場所:アピオ甲府2階「玉宝」 参加:76名
1月19日「障害者団体と新図書館建設室との意見交換会(トイレ関係)」
場所:聴覚障害者情報センター会議室
参加:6団体・10名
2月12日15日19日「26日第2回障害者パソコンボランティア養成講習会」(4日間)
場所:介護実習普及センター会議室 参加:3名
3月5日6日「ジャンボひまわりの集い」
場所:かえで荘 参加:67名
3月12日「第2回パソコンボランティアフォローアップ研修」
場所:(株)カルク 参加:19名
3月24日「第3回評議員会・第4回理事会」 「第5回理事会」
場所:介護実習普及センター会議室

結婚相談について
 山梨県内に在住の障害者の方を対象に、山梨県から委託を受けて進めている県下唯一の結婚相談事業です。専用の相談室を用意しております。お気軽にお電話下さい。
電話 055-252-0100
障害者110番
障害者・家族・関係者の相談に応じます。
火曜日〜土曜日 AM9:00〜PM4:00
弁護士無料相談(要予約)
毎月第3火曜日のPM1:30〜4:30
電話055-254-6266
FAX055-251-3344


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収支決算報告

平成22年4月1日〜平成23年3月31日
収入の部 単位:円
科目
予算額
決算額
差額

補助金15,550,743 15,570,743 20,000
委託金15,349,190 15,349,190 0
共同募金370,000 370,000 0
助成金1,329,000 1,329,102 102
分担金900,200 900,200 0
寄付金0 30,000 30,000
雑収入500,000 401,407 −98,593
繰越金119,386 187,733 68,347
収入合計34,118,519 34,138,375 19,856

支出の部
推進センター事業費21,634,072 21,305,377 −328,695
事務管理費1,686,000 1,636,981 −49,019
委託事業費8,986,861 8,354,245 −632,616
機関紙発行事業370,000 351,786 −18,214
ふれあい会議30周年記念事業1,329,000 1,206,322 −122,678
予備費112,586 0 −112,586
支出合計34,118,519 32,854,711 1,263,808
県等返納金額1,052,850
次期繰越金230,814

平成23年度山梨県障害者スポーツ大会 盛大に開催

 平成23年度山梨県障害者スポーツ大会が次の日程で、延べ600人の選手の参加により、盛大に開催されました。競技は4月24日(日)に卓球(小瀬スポーツ公園小体育館)、ボウリング(大統スターレーン双葉)・サウンドテーブルテニス(県立盲学校)、5月8日(日)に、水泳(緑が丘スポーツ公園屋内プール)、14日(土)に陸上・フライングディスク(小瀬スポーツ公園山梨中銀スタジアム)、がそれぞれ行われ、「継続の努力は明日の夢紡ぐ」をスローガンに各競技に熱戦が繰り広げられました。
 その中でも、5月14日の大会は多くの選手と観客、関係者で盛り上がりを見せました。
 陸上競技は、競走の部・投てきの部・跳躍の部の三部門、またフライングディスク競技もアキュラシー、ディスタンスの二種目が行われました。
 競技はときに白熱し、ときにほのぼのとした雰囲気のなかで行われ、スタンドからは終始歓声と拍手が送られていました。
選手はもとより、この大会に参加した全員にとって気持ちの良い一日でありました。
 また、このスポーツ大会は10月に山口県で開催される「第11回全国障害者スポーツ大会」の出場選手選考会を兼ねております。全国障害者スポーツ大会とは、障害者が競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験するとともに、国民の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加推進を目的としております。今後の障害者スポーツのますますの発展と山梨県選手団の活躍に期待しております。

23年度障害者パソコンボランティア養成講習会の予定について

 パソコンボランティア養成講習会の今後(第2回、第3回)の予定をお知らせします。
日程:全日程4日間(20時間)にて第2回を9月中旬に予定、第3回を2月中旬に予定
会場:第2回開催を富士吉田方面、第3回開催を甲府方面にて予定
対象者:パソコンを普段から使用しているかたで、障害者などへの支援に熱意のあるかた。
講習内容:(1)障害者とIT (2)障害種別指導方法と実技(肢体不自由・視覚障害・聴覚障害・知的障害・精神障害)(3)その他
受講料:無料
定員:10名
詳しい日程や募集期間など、ホームページ上でもご確認できます。
問い合わせは当協会まで。
E−mail it−support@sanshoukyou.net 担当 早川


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第56回日本身体障害者福祉大会 とやま大会開催

 去る平成23年5月26日(木)、27日(金)の2日間にわたり、富山産業展示館テクノホール(富山県富山市)他において、全国から約3,500名が参加して、「“復興”みんな仲間 思いは『ひとつ』」を大会のテーマに第56回日本身体障害者福祉大会とやま大会が開催されました。
 大会初日は、「障害者基本法の改正」に対する講演と「災害と障害者」を主なテーマに、政策協議を行いました。翌日の大会式典では、山梨県身体障害者連合福祉会 監事の花田晴雄氏(笛吹市在住)が、永年にわたる障害者援護功労で表彰されました。

障害者文化展作品募集

 第14回山梨県障害者文化展を8月31日(水)〜5日(月)まで山交百貨店5階催事場において、午前10時より午後7時まで(最終日は12時)開催いたします。
毎年会場には素晴らしい作品の数々が展示され、来場者に深い感動を与えています。
 今年も昨年同様すばらしい作品を出展ください。
 作品の申込については所轄の県保健福祉事務所、市福祉事務所にお申し込みください。
申し込み期日:平成23年7月20日(火)〜8月5日(金)

障害者と新県立図書館の建設に関する意見交換会開催

 平成23年5月24日に通算では5回目となる障害種別全体の意見交換会が開催されました。
 いままで様々な意見が出され、またそれが新しい県立図書館に反映され、各階すべてにオストメイトを中心とした多目的トイレが設置されたり、視覚障害者の皆さんのための館内誘導にきめ細かい配慮がされたり、いままでの公共施設では考えられないくらい障害者にやさしい施設となっております。
 5回目のまとめの意見交換会には、身体、知的、精神の3障害のほかオストミー、中途失聴・難聴者、網膜色素変性症の団体の代表者10団体14名が参加し、トイレ等の最終仕様や館内誘導の考え方、3階テラスのスロープでの段差解消方法についてなど、活発な意見交換を行いました。

第10回山梨県障害者フライングディスク大会開催予定

期日:2011年8月27日(土) 小雨決行午前9時30分受付・午後3時終了(予定)
場所:小瀬スポーツ公園 山梨中銀スタジアム   主催:山梨県障害者フライングディスク協会
お申込・問合せ:山梨県フライングディスク協会   締め切り:8月5日(金)
    事務局:〒404-0043 山梨県甲州市塩山下於曽425-7 TEL&FAX 0553−33−7043
    E-mail:yamanashifd@yahoo.co.jp  HP http://www.geocities.jp/yamanashifd_hp/
障害者フライングディスク:全国障害者スポーツ大会の種目として行われているのは、アキュラシー競技のディスリート・ファイブ、ディスリート・セブンとディスタンス競技です。アキュラシーは、直径91.5cmの円形のゴールに、直径23.5cmのディスクを投げて通し、10回中 何回通すことができるかを競います。ディスリート・ファイブは5mの距離から、ディスリート・セブンは7mの距離から投げます。ディスタンスは、どれだけ遠くに飛ばすことができるかを競います。種目は男女別と座位・立位を区分し4区分に分けます。
山梨県大会では、アキュラシー競技のディスリート・スリー(3m)も導入しますので、5mでは届かない人でも参加できます。

編集後記

いつも「共生」をご覧いただきありがとうございます。
事務局の齊藤です。私は平成14年に協会に勤務し担当となりました。平成17年からは編集委員会に参加して、50号からはデザインをリニューアルしSPコードを添付するなど、情報のバリアフリーに努めています。各障害者団体より編集委員を構成し、毎号 発行月の前々月から3回の編集委員会を行っています。これからも、障害者福祉に関する情報をお伝えして行きますので、「共生」を宜しくお願い致します。

編集委員

委員長 山口充宏(手をつなぐ育成会)
委員 森田次郎(山身連)
委員 仁科加代子(山聴協)
委員 小林勝夫(精家連)
委員 梶原 剛(山視協)
委員 齊藤玉木(事務局)