社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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令和6年1月1日第112号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
令和6年 新年号(季刊)Vol. 112 1996年創刊


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揃って前へ ―改年のご挨拶―

社会福祉法人山梨県障害者福祉協会 理事長 山梨県障害者福祉ふれあい会議 会長 竹内正直 たけうちまさなお
 隣り同士執り合った手をしっかり結ぶこと 結んだ手の温もりだけ 心が交い合う筈 心が交えば 結んだ手は いよいよ熱く、結びは堅くなる
 野に遊ぶ小鳥たちが その容姿のまま かわいい挨拶の啼き声を上げるのも 冬籠りの虫たちが 土壌を分けて貌を覗かせるのも その手を密かに求めてやまないから
 みんなみんな隣り同士 だれ一人遅れのないように 躊躇なく、その足を前へ みなみな揃って前へ

副理事長リレートーク

山障協ってどういう組織?理事長さんは知っているけど……という声がよせられています。そこで、新年から3号連続で、3人の副理事長さんのリレートークをしていただくことと致しました。
トップバターは、山西孝副理事長さんです。

 副理事長に就任して 今年度から副理事長に就任しました山西孝と申します。山梨県知的障害者支援協会の会長をしています。山梨県障害者福祉協会の活動には20年以上参加してきました。
施設の団体と言うこともあって中心的な立場ではありませんでした。私自身も障害者を支援する立場であって、障害当事者を中心に活動している山梨県障害者福祉協会では遠慮していた部分もありました。
 山梨県知的障害者支援協会では去る11月16日、17日に全国知的障害関係職員研究大会を開催いたしました。富士急ハイランドリゾートホテルを会場に全国から約720名の参加がありました。
大会実行委員長の想いとして、雄大な富士山を身近にご覧になっていただき感動していただくことでした。研修の内容はもちろん充実したものとなり ました。
何より富士山が初日には青空をバックに薄化粧で出迎えてくれ、二日目の午前中はあいにくの雨でしたが、午後には雪が積もりお色直して厚化粧となった姿で現れてくれました。富士山を初めてみる参加者も多く歓声を上げていました。
さて、山梨県障害者福祉協会は山梨県の障害の種別を問わず障害者を援助することを目的としています。私は竹内理事長の業務の負担を少しでも軽減できればと、副理事長をお受けしました。
今後は協会の中心となるように努力してまいります。宜しくお願いいたします。 


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特別全国障害者スポーツ大会 燃ゆる感動かごしま大会結果

10月28日(土)〜30日(月)開催されました全国障害者スポーツ大会山梨県選手団の結果をお伝えします。
陸上
五味翔太 ごみしょうた 800m 記録2分11秒36 3位 1500m 記録4分 41秒34 6位
加藤愛麻 かとうえま  50m 記録8秒52 6位 400m 記録1分28秒45 7位
野澤海斗 のざわかいと 100m 記録12秒72 4位 200m 記録25秒69 5位
小林 煌 こばやしあきら 50m 記録6秒55 1位 ソフトボール投げ 記録 79m43cm 1位
フライングディスク
小林健太 こばやしけんた ディスリート5 9投 1位 ディスタンス 36m21cm 1位
中村祐太 なかむらゆうた ディスリート5・3投 5位   ディスタンス座位 11m53cm 3位
熊野捺緒 くまのなお ディスリート7・4投 3位 ディスタンス 21m47cm 7位
卓球
富永琉輝音 とみながるきと 3位 STT 楠 光翔 くすのきあきと 1位
水泳
内藤雅之 ないとうまさゆき 自由型 50m 記録29秒20 4位 平泳ぎ 50m 記録37秒28 3位
奥田恵理子 おくだえりこ 自由型50m 記録 38秒25 1位 背泳ぎ 25m 記録 25秒39 2位
ボウリング
小田切琢磨 おだぎりたくま 707点 1位
ボッチャ
田中千晶 たなかちあき 窪田星那 くぼたせいな ペア―戦 1位

県への施策要望

山梨県障害者福祉協会では、10月17日、竹内理事長、山西副理事長など理事8名が出席し、山梨県に対し令和6年度の障害者施策について要望活動を行いました。
本年度は、パラスポーツセンターの使いやすい整備など26項目を要望として提出しました。竹内理事長から、協会を構成する各団体が抱える課題を要望として取りまとめたものであり、迅速、適切に対応するよう求めた後、出席者からは、BCP(事業継続計画)作成への支援、グループホームの増設などについて発言がありました。
障害福祉課からは「協会や関係団体とは同じ方向を向いて取り組んでいきたい。課題は多いが真摯に検討を進め、年度内にご説明にあがりたい。」また、スポーツ振興課からは、「パラスポーツセンターは令和6年2月の完成を目指して整備を進めている。使いやすい施設となるよう取り組んで行く。」との説明がありました。

第10回 山梨県障害者芸術・文化祭を終えて

山梨県 障害福祉課 地域生活支援担当 県では、11月の「やまなし文化芸術推進月間」を中心に、障害のある方々が日頃から取り組んでおられる文化芸術活動の成果を集結した「障害者文化芸術フェスティバル」を実施しています。
本年度もその一環として、11月10日・11日の2日間にわたり、「第10回山梨県障害者芸術・文化祭」を開催いたしました。実行委員の皆様をはじめ、御支援と御協力をいただいた多くの関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
当日は、障害者施設の皆様が手作りしたお菓子や小物、新鮮な野菜などの魅力ある品物が販売されるとともに、ステージ上では障害のある方を含むグループ等による歌やダンスの発表が行われました。
また本年度は、県内外で活躍されているヨーヨーパフォーマーの「ヨヨマル」さん、三線奏者の「中川樹海」さんをお迎えし、会場の方々の参加も得て素晴らしいパフォーマンスを披露していただきました。
今後とも、文化芸術活動への積極的な支援を通じて、障害のある方々の心豊かな生活をサポートするとともに、障害に対する県民の理解の促進に努めて参りたいと考えております。
県では引き続き、こうした発表、鑑賞の機会の創出を図って参りますので、皆様の一層の御理解と御協力をお願いいたします。


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視覚障害者スマートフォン教室を開催

  山梨県障害者福祉協会 山梨県障害者ICTサポートセンターでは、令和5年11月26日(日)、山梨ライトハウス情報文化センターと共催で「第4回 視覚障害者スマートフォン教室」を開催しました。
この教室は昨年度より開催しており、今回で4回目となります。
今回も講師に田崎輝美氏(NPO法人バーチャル工房やまなし副理事長)と白濱顕子氏(同法人視覚障害当事者ワーカー)をお迎えして開催しました。
内容は、参加者の方の個々のスマートフォンの使用状況をご確認しながら講師の方が順番に個別指導を行っていく形式で、視覚障害者4名の参加者の方と4名の障害者パソコンボランティアの方がペアになり、VoiceOverやアプリについてなど参加者の方のスマートフォンを使ってサポートしていただきながら学習しました。
参加者の方からは「使い方を教えていただきよかった。うれしい。」「また、この教室に参加したい。」などのお声がありました。

初級障害者スポーツ指導員養成講習会」受講者募集

 初級パラスポーツ指導員養成講習会を、1/28,2/3,2/17,2/25の4日間の日程で、県福祉プラザ他で開催いたします。
講習内容は、障害者の理解や障害者に応じたスポーツの工夫など。障害者スポーツの指導に興味がある方は、ぜひ受講してください。
詳しい内容は当協会HPをご覧ください。

第26回 山梨県障害者文化展を開催

 第26回山梨県障害者文化展は、国中地域展が韮崎市民交流センターニコリにて10月13日 〜 18日、 富士・東部地域展が富士急ターミナルビルQ-STAにて11月2日〜 6日に開催されました。
また、それぞれの地域展から選抜された作品を展示する総合展が、12月2日〜 6日に県立図書館において開催されました。出品作品数1,202点(参加人数1,909名)から選ばれた各賞の受賞者は次のとおりです。
【山梨県知事賞】
書道:小池英二 こいけえいじ 甲府福祉事務所)
工芸:野中春美 のなかはるみ(南アルプス市福祉事務所)
絵画:通所介護つうしょかいごセンター ラベンダー(介護老人保健施設はまなす )
陶芸:作者名非公開(県立北病院) 手芸:作者名非公開(峡西病院)
文芸:作者名非公開(南アルプス市福祉事務所)
その他:河野富佐江 こうのふさえ(ツル虎ノ門通所リハビリテーションそよかぜ)
【山梨県議会議長賞】
書道:中澤桂子 なかざわけいこ(峡南保健福祉事務所)
工芸:東原春男 あずまはらはるお(甲府市福祉事務所)
絵画:横森彦一 よこもりひこいち(北杜市福祉事務所) 
陶芸:塩島幸枝 しおじまゆきえ(中央市福祉事務所)
手芸:斉藤さいとうりつ子こ(峡南保健福祉事務所)
文芸:堀内孝春 ほりうちたかはる(甲府市福祉事務所)
その他:成人1寮 せいじんいちりょう(育精福祉センター)
【教育長賞】
絵画:柴田しばたカスミ(わかば支援学校)
工芸:細野翔真 ほそのしょうま (甲府支援学校)
その他:飯沼奏介 いいぬまそうすけ(盲学校)
【理事長賞】
書道:小林寿也 こばやしとしや(南アルプス市福祉事務所)
工芸:濱野哲男 はまの てつ お(大月市福祉事務所) 
絵画:宮里和幸 なかむらふみつぐ(笛吹市福祉事務所)
陶芸:作者氏名非公開(県立北病院) 
手芸:作者名非公開(忠恕会) 
文芸:作者名非公開(峡西病院) 
その他:中村文次 なかむらふみつぐ(富士吉田市福祉事務所)


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障害者主張大会報告

 12月6日(水)、第34回 山梨県障害者の主張大会を山梨県防災新館で開催しました。
県内在住の障害のある方、難病の方4名の方々が、それぞれ難病になったときの苦しい思い、コロナ下での暗い気持ち、突然難聴となったときの絶望感について語り、その中でもそれぞれが前向きに生きている様子を伝え、会場の方々、YouTube配信でご覧の方々からは「生きる勇気をもらった」などの声が寄せられました。
最優秀賞 本宮喜美子 もとみやきみこさん「障がい者の思い―2023年」 
優秀賞 土屋つちやひめのさん「人との交流を求めて」
特別賞 中込冬樹 なかごみふゆきん「要約筆記者に感謝する」 
努力賞 大森 おおもりみほさん「ありのまま」、相澤幸雄 あいざわゆきおさん「中央市の恩師との絆」(欠席により代読)今回は、難病(ALS)の本宮さんが会場に来られないため、初めてリモートによる参加となりました。
また、山梨県立大学で視覚に障害(全盲)のある山下広司准教授が「しょうがい者であることの喜びと責任―人生は面白いよ!」と題して講演をされました。
今大会はYouTubeでご覧になれます。次のアドレスを入力するか、バーチャル工房やまなしと検索してください。https://www.youtube.com/watch?v=0N7-olSTy3M&t=6771s

令和5年度山梨県障害者相談員及び関係団体役員等合同研修会

 山梨県内の障害者相談員 及び 障害者の相談に関心を持たれる方々を対象に研修会を開催いたします。
参加は無料ですので、是非ご参加ください。
主催:社会福祉法人 山梨県障害者福祉協会 
対象:県内の障害者相談員、福祉関係団体役員・職員 相談支援専門員県内の障害者差別地域相談員、障害当事者とそのご家族の方々、その他、この研修会に関心のある方 
日時:令和6年1月24日(水)13:30〜15:30  
会 場:山梨県立図書館1階 イベントスペース (定員50名) 電話・FAX・メールでお申し込みください。 申し込み締め切り 1月12日(金) 演題「視覚しょうがいの視点から見た社会・インフラの改善点」しょうがい者に必要なものは意外と健常者にも求められている 
講師 山下広司 やました ひろし氏(山梨県立大学准教授)
<問合せ先> 社会福祉法人 山梨県障害者福祉協会  山梨県甲府市北新1-2-12 山梨県福祉プラザ1階 
TEL:055-252-0100  FAX:055-251-3344 メール:h-mori@sanshoukyou.net

第2回パラスポーツフェスティバルを開催

 昨年度に引き続き、県主催のパラスポーツ体験イベント「パラスポーツフェスティバル」が10月15日(日)、県立青少年センターにおいて盛況に開催されました。
当日の午前は雨天にもかかわらず県内各地より、障害者(身体障害、視覚障害、知的障害)及び健常者の方々、約200人(午前約100人、午後約100人)の参加がありました。(共催:公益財団法人山梨県青少年協会、主管:山梨県障害者福祉協会)
体験のパラスポーツは7種目。参加者は7ヵ所の体験コーナーを自由に回り、各競技団体の指導員からルールや用具の使い方などを教わり競技を体験。
障害者と健常者が互いにアドバイスをし合ったり歓声を上げたりするなどの場面も多く見られ、共生社会の実現に向けパラスポーツの可能性を改めて感じる機会となりました。
(今回のパラスポール7種目:車いすテニス、車いすスラローム、ボッチャ、サウンドテーブルテニス、車いすバスケットボール、フライングディスク、グランドソフトボール)

編集後記

今年度もあと僅かとなりました。様々なことがあった令和5年度ですが、「共生」においては、編集委員の原庚徳氏が11月にご逝去されました。
共生への尽力を感謝するとともに、ご冥福をお祈り致します。


発行所

社会福祉法人山梨県障害者福祉協会

発行責任者

竹内正直

事務所

〒400-0005 山梨県甲府市北新一丁目2-12 (山梨県福祉プラザ1階)
TEL 055-252-0100(代) FAX 055-251-3344
E-mail:info@sanshoukyou.net URL:http://sanshoukyou.net

編集委員会

委員 田端 康三 山梨県手をつなぐ育成会
委員 川ア 博史 山梨県精神障害者家族会連合会
委員 角田 貴弘 山梨県視覚障がい者福祉協会
事務局 坂村 裕輔 山梨県障害者福祉協会
印刷所 亀山 輝喜 有限会社 藤屋紙工

この機関紙は、共同募金の配分金及び本協会賛助会員の会費によって発行されています。