社会福祉法人 山梨県 障害者福祉協会

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令和5年1月1日第108号共生

発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 竹内正直
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。


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【 年頭のご挨拶 】

社会福祉法人山梨県障害者福祉協会 理事長
山梨県障害者福祉ふれあい会議 会長 たけうちまさなお 竹内正直

 希望が人間をつくる  2023年の年頭に、次の言葉を贈ります。18世紀のイギリスの詩人テニソンは、「希望は人間をつくる 大いなる希望を持て」という金言を遺しています。
人として、持ち合わせた英知の限りを存分に発揚発揮して、これを磨き、涵いやしない、培って、さらに大きく開花させることを命題として生きることを示唆しています。
この言葉の希望は、単なる励ましを意味しているものではない、「希望」を夢に擦り替えたり、一瞬の沙汰に終わらせたりして欲しくないという、強い警世けいせいの意図が隠されているのを見逃してはならないと思います。
従って、この言葉を軽々に乱用して、「社交辞令」に貶おとしめてはいけません。
希望は正真・正味、重く、遠いもので、如何なる状況、立場に在ろうと、志操堅固の人間の持ち物だと信じて疑いません。
その向かうところが遠ければ遠い程、中味が烈しく燃えるものであることも忘れないで欲しい。ことしも火を吐く思いで、障害者福祉のさらなる増進への希望の片棒を懸命に担いでいく覚悟です。
引き続き本年のあたたかいご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

韓国 忠清北道ちゅうせいほくどうの交流選手団を招請

 山梨県と姉妹友好地域である忠清北道の障害者スポーツ親善選手団17名が来県して、11月16日・17日、県青少年センター体育館にて山梨県ボッチャ協会の選手とボッチャ競技の交流試合を行いました。
試合は4コートに分かれ、各チームがローテーションで対戦。真剣な勝負の中にも 「アンニョンハセヨ」と挨拶が交わされるなど和やかに試合が行われました。
住む地域や言語は違っても国境を越えグローバルな世界を広げるスポーツの素晴らしさを互いに感じる行事となりました。
(忠清北道:韓国のほぼ中央に位置する韓国八道の一つ。本県と平成4年に姉妹締結し、それ以後、教育やスポーツなどの分野で本県と交流を深めている。スポーツ交流は今回で10年ぶり2回目。)


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第9回 山梨県障害者芸術・文化祭を終えて

 山梨県障害福祉課 地域生活支援担当 今年度も11月の「やまなし文化芸術推進月間」に合わせ、障害のある方が日頃から取り組まれている文化芸術活動などの成果を集結した「障害者文化芸術フェスティバル」を行いました。
その一環として、11月4日・5日の2日間にわたり、「第9回山梨県障害者芸術・文化祭」を開催いたしました。
実行委員の皆様をはじめ、御支援と御協力をいただいた多くの関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。物品販売では、障害者施設の皆様が手作りしたお菓子や小物、新鮮な野菜などの魅力ある品物が販売され、舞台発表では、障害のある方を含むグループ等による歌やダンス発表が行われました。
また本年度は、障害のある方で結成された神奈川県のバンドグループ『サルサガムテープ』を招聘し、広場内の特設ステージにおいて、ライブイベントも行いました。
特にフィナーレでは、障害の有無にかかわらず、来場されたすべての方が一体となってダンスをするなど、非常に盛り上がりました。
本県では、文化芸術活動などを通じて、障害のある方の生活を豊かにするとともに、障害への理解と認識を深め、障害のある方の自立と社会参加を促すこととしております。
今後も障害のある方の文化芸術活動を積極的に支援し、引き続きこのような発表、鑑賞の機会の確保に努めて参りますので、皆様の一層の御理解と御協力を願いいたします。

第22回全国障害者スポーツ大会 「いちご一会いちえとちぎ大会」

 「夢を感動へ 感動を未来へ」のスローガンのもと、10月29日(土)〜31日(月)の3日間開催され、山梨県選手団33名が出場しました。
4年ぶりの開催となった大会の開会式は栃木県総合運動公園陸上競技場『カンセキスタジアムとちぎ』で行われ、障害者スポーツ協会の奈良会長が団長を、旗手は佐藤秋華葉選手が務め、全選手堂々たる入場を見せてくれました。
本県選手は大会期間中、持てる力を出し切り、結果、金5個・銀5個・銅3個の計13個のメダルを獲得しました。

視覚障害者スマートフォン教室を開催

 山梨県障害者福祉協会ICTサポートセンターでは、令和4年11月27日(日)、山梨ライトハウス情報文化センターと共催で「視覚障害者スマートフォン教室」を開催しました。
2回目となる今回は「LINEを使ってみよう」をテーマで、講師に田崎輝美氏(NPO法人バーチャル工房やまなし副理事長)と白濱顕子氏(同法人視覚障害当事者ワーカー)を迎え開催。
視覚障害者4名の参加者の方と4名の障害者パソコンボランティアの方がペアになり、アプリのインストール・設定方法・LINEでの送受信など、参加者の方のスマートフォンを使ってペアサポートしていただきながら操作方法を学習しました。参加者からは「目の見える方に指の使い方を補助してもらえるので操作の感覚がつかめました」「このアプリを使って友達とのトークが広げられそうです」などの声がありました。


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パラスポーツフェスティバルを盛況に開催

 第1回パラスポーツフェスティバルが、11月6日(日)県立青少年センターにおいて開催されました。
このイベントは令和4年度スポーツ庁委託事業「障害者スポーツ推進プロジェクト」に位置付けられ、本県としては初めての開催となります。
当日は、山梨学院大学の学生さんや障害者スポーツ指導員の皆さんの協力をいただく中、天候にも恵まれ、約300人の参加者がグループに分かれ、障害者と健常者が互いにアドバイスをしたり、歓声を上げたりしていました。
参加者からも「こんなに楽しいスポーツがあるとは知らなかった」「障害がある方と一緒にスポーツが楽しめてよかった」など、障害の有無に関係なく交流のできるパラスポーツの可能性を改めて感じる機会となりました。
(今回のパラスポーツ7種目:車いすバスケットボール、カローリング、サウンドテーブルテニス、車いすスラローム、ブラインドサッカー、フライングディスク、ボッチャ)

第25回 山梨県障害者文化展を開催

 第25回山梨県障害者文化展は、韮崎市民交流センターニコリ(10月)、富士急ターミナルビルQ-STA(11月)の2回の地域展で選抜された作品により、12月1日から5日までの5日間、県立図書館において、総合展が開催されました。
出品作品数1041点(参加人数1711名)から選ばれた各賞の受賞者は次のとおりです。
【山梨県知事賞】書道:小池英二 こいけえいじ(甲府福祉事務所)工芸:一木賢恒 いちぎよしひさ(甲斐市福祉事務所)絵画:赤羽節子 あかはせつこ(大月市福祉事務所)陶芸:大原美穂 おおはらみほ(県立北病院) 手芸:支援センターふえふきデイケア(笛吹市福祉事務所) 文芸:深澤 明 ふかさわあきら(峡南保健福祉事務所) その他:作者氏名非公開(アドバンテージあさひ) 
【山梨県議会議長賞】 書道:飯島翔太 いいじましょうた(楽修舎) 工芸:坂本絵里 さかもとえり(北杜市福祉事務所) 絵画:横森彦一 よこもりひこいち(北杜市福祉事務所) 陶芸:作者氏名非公開(千代田荘) 手芸:濱野愛美 はまのまなみ(大月市福祉事務所) 文芸:中村 恵 なかむらめぐみ(峡西病院)  その他:通所介護ラベンダー(介護老人保健施設はまなす) 
【教育長賞】 書道:大久保絢統 おおくぼあやと(盲学校) 絵画:畑野真作空 はたのしんさく(わかば支援学校) 絵画:小林美空 こばやしみそら(あけぼの支援学校) 
【理事長賞】 書道:真理子 まりこ(県立北病院) 工芸:おざわさかん(北杜市福祉事務所)  絵画:ふじわらみき(北杜市福祉事務所)  陶芸:作者氏名非公開(富士東部保健福祉事務所) 手芸:小林 守 こばやしまもる(甲州市福祉事務所)  文芸:一醒 いっせい(峡南保健福祉事務所) その他:つくし教室(日下部記念病院)


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障害者の主張大会 最優秀に吉田さん

 12月7日(水)、第33回山梨県「障害者の主張大会」を山梨県防災新館で開催。
県内在住の身体や精神に障害のある方7人が、日常生活の中で感じていることや取り組んでいることをまとめた提言や希望を発表。最優秀賞に吉田沙緒里さん(北杜市在住)、優秀賞に渡邊美夏さん(甲府市在住)、特別賞に羽田京子さん(富士吉田市在住)と山内美和さん(笛吹市在住)が選ばれました。
吉田さんは「暗やみから明るいほうへ」と題して発表。「病気や障害でつらくて暗やみに落とされても周りの人たちの支えと笑顔があれば明るい道がきっと見えてくる。だからどんなことも諦めないでほしい。」との自らの体験を通した主張がありました。
なお、発表の模様は、ユーチューブ山梨県チャンネル内でご覧になれます。

「障害者虐待と相談支援体制」をテーマに相談員研修会を開催

 12月8日(木)、福祉プラザ4階大ホールにて、「令和4年度山梨県障害者相談員及び関係団体役員等合同研修会」を開催しました。
今回は、「障害者虐待の現状とそれを取り巻く相談支援体制(親亡き後を見据えた地域支援)」と題し、長年、峡東圏域マネージャーとして活動されている吉村純氏(社会福祉法人三富福祉会)を講師に招き、虐待にとどまらず当事者を取り巻く様々な制度・仕組み等を事例を交えお話していただきました。
参加皆様、真剣なまなざしで傾聴され、意識の高さが感じられる研修会でした。

「初級障がい者スポーツ指導員養成講習会」受講者募集

 スポーツは、障害者の健康の維持増進などに欠くことができない活動の一つです。障害者スポーツの適切な指導方法を研究し、障害者スポーツに習熟した指導員の養成を行うため、次により養成講習会を開催します。多数の応募をお待ちしています。
 <令和4年度 山梨県初級障がい者スポーツ指導員養成講習会>  
期間 令和5年1月22日(日)・29日(日)・2月4日(土)・18日(土)  
会場 山梨県福祉プラザ・県立甲府支援学校・青葉スポーツクラブ
講習内容 スポーツとリハビリテーションとの関連性や障害者に適した競技種目、運動方法や事故防止の方法等について(全4日間) 
受講対象 令和4年4月1日現在18歳以上で、山梨県内在住の障害者スポーツの振興に貢献する意欲のある者(全日程の受講ができる者に限ります)  
定員 30名(先着順で、定員になり次第締切ります。)  
テキスト代 25,000円(講習会当日の受付時に徴収します) 【障がいのある人のスポーツ指導教本(初級・中級)〈2020年改訂版〉】 
申込方法 所定の申込書により、令和5年1月13日(金)までにFAXまたはメールで送信してください。(メールの場合は、申込書を添付のこと。)  
※ 申込書は本協会ホームページからダウンロードできます。 
申込・問合せ 山梨県障害者福祉協会(TEL:055-252-0100 FAX:055-251-3344)
E-mail:kita@sanshoukyou.net( 担当 齊藤・北野 ) 
※ この講習会についてのさらに詳しい内容は当協会ホームページからでもご覧になれます。

編集委員会

委員 田端 康三 山梨県手をつなぐ育成会
委員 原 庚徳 山梨県身体障害者連合福祉会
委員 川ア 博史 山梨県精神障害者家族会連合会
委員 角田 貴弘 山梨県視覚障がい者福祉協会
事務局 橋 充幸 山梨県障害者福祉協会
印刷所 亀山 輝喜 有限会社 藤屋紙工

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