
令和8年新年号(季刊)第120号共生
発行所 社会福祉法人
山梨県障害者福祉協会
発行責任者 山西孝
事務所 甲府市北新一丁目2-12
(山梨県福祉プラザ1階)
電話 : 055-252-0100戟@ファックス : 055-251-3344
E-mail : info@sanshoukyou.net
URL : http://www.sanshoukyou.net/
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。
年頭のご挨拶 山梨県知事 長崎 幸太郎 ながきこうたろう
新年明けましておめでとうございます。山梨県障害者福祉協会の皆様には、令和8年の新春を健やかにお迎えになられたことと謹んでお慶び申し上げます。
また、日頃から山西理事長をはじめ会員の皆様には、障害者福祉の向上に向けた取り組みを積極的に進めていただくとともに、本県の障害者施策の推進に御理解と御協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
さて、近年、障害福祉を取り巻く環境は大きく変化しています。令和6年4月には、改正障害者差別解消法が施行され、これまで努力義務とされていた民間事業者による合理的配慮の提供が、行政機関と同様に法的義務とされました。
この制度改正は、障害のある方が生活のあらゆる場面で安心して社会参加できるための重要な一歩であり、社会全体に新たな責任と役割を求められる段階に入ったと考えております。
県では「やまなし障害児・障害者プラン2024」に基づき、重度障害者や医療的ケア児への支援、就労機会の拡大、文化芸術活動の推進など、障害のある方に寄り添った幅広い施策を進めてきました。
本年は、これまでの成果を踏まえ、県民誰もが相互に人格と個性を尊重し支えあう「共生社会の実現」に向け、次期計画の策定を進めて参ります。
より良い計画とするためには皆様方の声を反映することが不可欠です。障害のある方やその御家族、支援に携わる皆様のお声を伺いながら、共に新しい計画を作り上げていきたいと考えておりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びに、新たな年が会員の皆様と御家族の皆様にとりまして、幸多きものになりますよう心より祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
明けましておめでとうございます
― 誰にも素晴らしい年でありますように ―
社会福祉法人山梨県障害者福祉協会 理事長 山西 孝 やまにしたかし
理事長となって初めての新年を迎えます。何とか無事に理事長として過ごしてきました。関係者の皆様に感謝申し上げます。
構成団体の皆さまの寛容さに支えられています。世の中は相変わらず穏やかとは言えない雰囲気です。世界の各地で戦火が続いており憂慮しています。
国内では新政権が発足し、財務省の言いなりにならない首相と財務大臣が就任したとSNSでは報じられています。
今まで財務省が国の財布を固く閉ざして障害者予算を絞っていたとしたら、来年度の障害者予算は激増するのでしょうか。多くは望みません。
その人らしく生きることができればいいのです。
全国障害者スポーツ大会山梨県選手団の結果
第24回全国障害者スポーツ大会
わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025が10月25日(土)〜 27日(月)開催されました。
山梨県選手団の結果をお伝えします。
陸上
松住 琉太 100m 13秒40 8位 / 200m 27秒67 7位
前田 広輝 砲丸投 12m 65cm 2位 / ソフトボール投 51m 61cm 1位
石井 彩乃 立幅跳 1m 65cm 5位 / ジャベリックスロー 9m 80cm 2位
横山 青海 100m 13秒50 8位 / 200m 27秒73 7位
神藤 柾人 100m 24秒41 3位 / ジャベリックスロー 6m 07cm 1位
中田 颯空 スラローム 1分39秒0 4位 / ビーンバッグ投 1m 34cm 6位
水泳
川手 衛 25m自由形 20秒44 7位 / 25m 平泳ぎ 32秒13 8位
サウンドテーブルテニス
小俣 夢之介 2位
卓球
市原 稔章 3位
武川 拓海 3位
フライングディスク
内田 信 アキュラシー ディスリート・ファイブ 1投 8位/ディスタンス メンズ・シティング 29m 04cm 2位
清水 華鈴 アキュラシー ディスリート・ファイブ 3投 7位/ディスタンス レディース ・スタンディング30m 38cm 4位
白鳥 愛透 アキュラシー ディスリート・セブン 2投 6位/ディスタンス メンズ・スタンディング 32m 12cm 3位
飯島 大希 アキュラシー ディスリート・セブン 5投 4位/ディスタンス メンズ・スタンディング 24m 40cm 7位
ボウリング
宮城秀大 480 7位
矢野 伶音 552 5位
ボッチャ
小林 美紀 1位
田中 千晶 1位
県への施策要望
山梨県障害者福祉協会では、令和7年10月10日、山西理事長、宮城副理事長など6名が出席し、令和8年度の障害者福祉施策として重度心身障害者医療費助成制度の実現やパラスポーツセンターの利便性向上など20項目を山梨県に要望しました。
山西理事長からは、「障害者も普通に暮らしていきたいとの思いで要望しているので、県も福祉に予算を付けることが難しい時期だと思うが、十分検討のうえ実現していただきたい。」との発言がありました。
障害福祉課長からは、「要望を丁寧に拝見させていただき、関係課とも情報共有しながら来年度の事業につなげて参りたい。」、またスポーツ振興課長からは、「要望を十分検討させていただき、できることから着実に実行して参りたい。」との説明がありました。
小林誠さんが「障害者自立更生等厚生労働大臣表彰」を受賞
厚生労働省では、障害を有しながらも長年にわたり御活躍をされている方々、障害のある方の自立の支援や社会参加の促進に大きく寄与してきた方々を表彰しています。
このたび、山梨県視覚障がい者福祉協会 会長 小林誠さんが「第75回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰」を受賞されました。
表彰は、12月12日(金)に東京都内の東京會舘で行われ、その後皇居にて天皇皇后両陛下から拝謁を受けました。
第12回 山梨県障害者芸術・文化祭を終えて
11月7日(金)、8日(土)の2日間、甲府駅北口にて「第12回山梨県障害者芸術・文化祭」を開催しました。
平成25年の「全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」を契機にスタートした本イベントも、今年で12回目を迎えました。実行委員の皆様をはじめ、御協力いただいた多くの関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今年は「みんなでつながる!彩響(さいきょう)フェス」をタイトルに加え、障害の有無を問わず共に楽しめるダンスステージや体験型ワークショップ、障害のある方が携わった魅力ある商品販売、県内各地の優秀作品を集めた「山梨県障害者プチ文化展」など、例年以上に多彩なプログラムを実施しました。
両日とも天候に恵まれ、多くの方に御来場いただきました。
また、2日目には長崎県を拠点に国内外で活躍する知的障害者の和太鼓集団「瑞宝太鼓」による特別公演を開催し、迫力ある響きと息の合った演奏に、観客からは大きな歓声と拍手が起こりました。
引き続き、県では、文化芸術活動を通じた鑑賞・創造・発表の機会を充実させ、障害のある方の社会参加の促進や共生社会の実現を推進してまいります。今後とも一層のお力添えを賜りますようお願いいたします。
第28回 山梨県障害者文化展を開催
9月に富士吉田市民会館にて富士吉田会場地域展、10月に韮崎市民交流センターニコリにて韮崎会場地域展を開催し、総合展として11月21日(金)から26日(水)の5日間(25日(火)休館)、県立図書館1階イベントスペースにおいて「第28回山梨県障害者文化展」を開催しました。
(作品点数:1226 参加人数:1973名) 主な受賞者は次のとおりです。
【山梨県知事賞】
書道:川上 麻里子(甲府市福祉事務所)
工芸:カルミア (カルミア)
絵画:紙工グループ (青い鳥成人寮)
陶芸:陶芸部 (コスモス)
手芸:支援センターふえふきデイケア (笛吹市福祉事務所)
文芸:K (富士吉田市社会福祉事務所)
その他:ともしび福祉作業所 (ともしび福祉作業所)
【山梨県議会議長賞】
書道:田辺 千寿 (HANAZONOホスピタル)
工芸:デイサービス ラベンダー (介護老人保健施設はまなす)
絵画:宮里 和幸 (りらく)
陶芸:古屋 綾乃 (ともしび福祉作業所)
手芸:森 敏子 (北杜市福祉事務所)
文芸:須澤 憲治 (富士吉田市社会福祉事務所)
その他:三生会病院 SC グループA (三生会病院)
【教育長賞】
小学部:佐藤 梨華(やまびこ支援学校)
中学部:宮下 輝斗(ろう学校)
高等部:倉澤 琴音(ふじざくら支援学校)
【理事長賞】
書道:君田 信子(大月市福祉事務所)
工芸:筑紫 よう(甲府市福祉事務所)
絵画:就労継続支援B型事業所anko(anko)
陶芸:川中子 莉久(ともしび福祉作業所)
手芸:ほのぼの(富士吉田市社会福祉事務所)
文芸:作者名非公開(南アルプス市福祉事務所)
その他:中野 美佐子(甲府市障害者センター)
第36回障害者の主張大会が開催されました
第36回障害者の主張大会が12月6日(土)に山梨県防災新館で開催されました。今年は10名の方にそれぞれの思いを主張いただきました。
発表者の方は次のとおりです。(掲載は発表順です)
羽田 京子(精神)グループホームで働きたい
田中 滝子(精神)希望に向かって
古屋 進(精神)人生
部 健一(精神)成長
鶴田 莉々花(身体) 前向きに生きられる世の中に
三浦 智美 (難病) わたしは血球のために、血球はわたしのために
匿名(−)夫婦 柳沢 隆子 (精神) 昨日は後悔、明日は恐怖、今日は絶望
藤江 ルミ(精神)手のひらの幸せ集め
田中 昌美 (高次脳機能) 「なりたい私」になりたい
障害や難病による生きづらさを抱えながら、懸命に暮らしている姿を切々と、あるいは熱く語っていただき聞く者の胸を打ちました。
どの発表もすばらしいものでしたが、最優秀賞に藤江ルミさん、優秀賞に鶴田莉々花さん、特別賞に部健一さん、田中昌子さん、努力賞に三浦智美さん、柳沢隆子さんが選ばれました。
発表者の皆様本当に御苦労様でした。また、今回は、日本大学大学院法務研究科 客員教授 弁護士 須藤 典明先生にお越しいただき「法と社会 − 誰もが生きやすい社会を実現するために」と題して、法律がどのように障害のある方々の社会参加を支えているかなど、幅広く法と社会の関わりを御講演いただきました。
今大会は令和8年3月31日までYouTubeでご覧になれます。
YouTubeで「バーチャル工房やまなし」と検索してください。 「発表者の皆さん、講師の先生ありがとうございました。」
権利擁護部会イベント「かたりば」が開催されました
山梨県障害者自立支援協議会 権利擁護部会によるイベント、「かたりば」が第1回は、10月31日に甲府市の防災新館1階オープンスクエアにて、第2回は、11月12日に都留市の県南都留合同庁舎4階大会議室で行われました。
障害のある方には「発言する機会や場がまだ少なく、その思いや意見が支援者や社会へまだまだ届いていない状況がある」ことから、障害当事者、支援者が語りあえる場づくりのために開催されたものです。
今年のテーマは「差別ってなあに」。改正障害者差別解消法が施行されて1年余。これをきっかけに障がいある方の生活は変わったのか変わらないのかなど意見交換が行われました。両会場ともに共通して多くの声が聞かれたのは、物価高による生活苦、デジタル化の進展により買い物がしにくくなったなどの意見がありました。中でも最も多かったのは「あいかわらず移動は困難」でした。公共交通機関が少ない、移動支援が限られているなど、様々な理由から障がいのある方の移動が限られている状況は変わらない、とのことでした。
権利擁護部会では、これらの意見を深掘りし、今後につなげられる方法を検討していく予定です。
あたたかいご支援をいただきありがとうございます!
賛助会員紹介 有限会社甲府スポーツ 令和7年12月3日現在 敬称略
編集後記
早いもので、もう新年号を届けることとなりました。編集委員一同、皆様に必要な情報をお届けできたか、機関誌の名前である「共生」のために少しでも役立てたかと一年を振り返りながら考えております。
今号の記事を見ますと、物価高、移動支援など社会参加を困難とする課題があるようです。
一方で国、地方自治体で様々なプランが作られ、共生をめざした施策がなされています。こういった課題とこれらのプランが本当に対応しているかなど、編集委員も勉強しなければと思いを新たにしております。今年も共生をよろしくお願い致します。
編集委員会
委員 田端康三 山梨県手をつなぐ育成会
委員 大菅政勝 山梨県身体障害者連合会
委員 川ア博史 山梨県精神障害者家族会連合会
委員 角田貴弘 山梨県視覚障がい者福祉協会
事務局 坂村 裕輔 山梨県障害者福祉協会
印刷所 亀山 輝喜 有限会社 藤屋紙工
この広報紙は、一部共同募金の配分金によって発行されています。